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this is america チャイルディッシュ・ガンビーノ なぜ話題なの?

今(2018年7月現在)から約2ヶ月前にYouTubeにアップされ、既に3.3億回再生されている「this is america」という曲をご存じだろうか?

チャイルディッシュ・ガンビーノ(俳優のドナルド・グローヴァーのステージネーム)が歌う、意味深げな曲である。

簡単に説明すると、アメリカの人種差別、下流階級の闇を歌っている。とてもメッセージ性が強い

ちょっと意味は違うが、映画「ゲットアウト」と通ずるところがあるように思えた

とりあえず聴いてほしい↓

This Is America

This Is America

  • Childish Gambino
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

https://youtu.be/VYOjWnS4cMY
YouTube

https://youtu.be/2Z84ahpw-3Y
【和訳】



まだまだ白人優越主義がはびこるアメリカの様子が伺える


そして、YouTuberのこの方が日本語で特段偏見なく、わかりやすく語ってくれている↓
https://youtu.be/Bkm5Wrrdop8


mv全部を見て、まずわかることはフォーカスが常にチャイルディッシュガンビーノに合わされていることである。
そしてその背後にはボカされてアフリカ系アメリカンの方々の現状と問題が繰り広げられている。
車に火がつけられたり、人が飛び降り自殺していたり、強盗(?)だったり、子供たちがスマホで目の前で起こる悪事を撮影していたり。

深読みすればするほど考えさせられる歌詞とMV。

先ほど載せた、この曲を解説しているYouTuberによれば、チャイルディッシュガンビーノは、未だにこの曲の真相、つまりは深い意味は語っていないのだという。



ここで、アフリカ系移民の人種差別の歴史について振り返っていこうと思う。

イギリスが、アフリカ大陸で暮らす住民たちを、金、暴力で奪い、アメリカに"販売"したのが元凶である。

アメリカ南部で多く買われ、農作業の労働力として、人権はなく、奴隷として使われた。
これにより一層差別感情が強くなった。

対してアメリカ北部では、恵まれた南部へのやっかみと工業化の発展などの要因で、南部の黒人奴隷酷使に異論を唱える人々が多かった。


その影響で、その時の大統領選挙では奴隷制が多きな争点となる。結果、奴隷制反対のリンカーンが当選した。

そして今まで不満を貯めに貯めてきた、南部の黒人たちが激怒。暴動に発展。そのことなどからついには南北戦争になっていった。


そして今もなお黒人差別は起こっている。




このような時代背景を合わせつつ、この曲を聴くと、なんとも感慨深い。

そして何と言っても、トランプ政権の今、アフリカ系アメリカ人の方々は大変な目にあっているのだろう。トランプ支持者のほとんどは黒人に否定的な感情を抱いているらしい。↓
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5408.php



このことから、話題になるのは大いに間違いない。是非とも皆さん聴いてみて!