映画ブログを目指す雑記ブログ

好きな映画、漫画などを紹介していこうと頑張っているブログです。

『タイムスリップ』ショートショート

ここはこの街でも一番の動物園
今日は新しく見つかった惑星で発見した生物の初公開の日
園内は見物客でいっぱいだ

「ようこそ皆様!今回の生物は知識レベル''低''ですが、なんとも珍妙な色・形の生物です!どうぞご期待ください!さて、早速御披露目です!」司会者が場を盛り上げる

1m50cm程の檻が舞台に乗せられた
中にはなんとも奇妙なツルツル肌の星形の生物がいるではないか!

会場は大いに沸いた

星形の生物は何か鳴いている

なんとも滑稽なその姿、きっと人気生物になるだろう



『私はコールドスリープを開発した科学者だ!誰か言葉を解析してくれ!……何で何もない空間に私を置いているんだ!何か誰か答えてくれ!』



その生物とは人間であった。

ショートショート「役目」

私はこの瞬間のために、数えきれないくらいの時を過ごしてきた。
そして目の前の生物は今、手元にある書物の一行を観て、この世界の全てを改変する意思を持つだろう。

私はその生物に言った。
「私の役目は終わった」

ここまで本当に長かった。
まずこの生物を産み出すために世界の土台を作った。そしてその生物がその内容を理解できるようにするまで成長させた。またこの瞬間、この個体に見せるための時代背景や血統までも操った。そしてやっとこの瞬間に至るのである。

終わったと同時に私は疑問に思った。今までその疑問は抱いてはいたが、気が遠くなるほどの時間を過ごしていたためいつしか忘れていた。
『私は一体誰が何のために私をここに作ったのだ?』


すると頭上から声が聞こえた。








「私の役目は終わった」

ありそうなショートショート『宇宙』

『宇宙』

彼らの住む暗闇の空間は有限であり、少しずつ広がっているが彼らから見れば、とてつもなく小さい。そして、彼らの種族は現在、100人ほどだ。

N氏はその空間の長である。そしてN氏は今日も議長として会議に参加している。

「第538回空間会議を始める。『空間が有限であることを気づかせないためにはどうすれば良いか?』が今回の議題である。我々の種族も昨今、繁栄再来の兆しが見えてきた。このまま増えれば、空間が有限であるということに、また気づかれてしまう懸念がある。」
N氏とその周り数人が今日も議論をしている。
「まず前提として、この空間で観測できている生命体は数えきれないほどだ。しかし、我々の種族が一番大きい。そして我々が一番進化している。しかし、個体を小さくして生活するということは多くの『謎』を抱える原因となり、ご存知のとおり『謎』を多く抱えるということは知的好奇心を揺さぶることになり、色々な問題が出てくる。」
N氏の住む空間では「我々の住む空間はとても小さい」という以外、ほぼ全ての事が共有されていた。また、彼らは自らの空間を生成できる技術を持っていたが、結局オリジナルの空間には劣るという結果も出ていた。だから、オリジナルの空間で生活をしているというわけだ。しかし、オリジナルの空間が小さいことが種族の間に広がると、多数の自殺者を出してしまう。なので、N氏達、すなわち管理しているものがその情報などを統制しているということなのだ。

「しかし、議長。逆にこの情報をいずれは共有し、自殺させないよう試行錯誤すれば宜しいのではないでしょうか?」

「いや、その試みは遠い過去に、もう何十回としているが成功した試しがない。個々のメンタルは遺伝子操作でも、なにをやっても操れないということは変わらないんだ。メンタル値はランダム生成なんだよ。」

「ですが議長、このままでは結論の出ない状態が続いてしまいます。早急に結論を出さなければ…。なので私が提案するのは、また種族を1つの生命体に纏めるというのはどうでしょう?」

「あぁ、なるほど。確かにその手もあるな。だが、それをやったのが昔すぎて、なぜ取り止めたのか思い出せん…」

「ですが気づかれるのは最早、時間の問題です。今すぐにでも実行しましょう!」

「そうだな。満場一致ということだし、実行するか。」

その日、N氏たち種族が1つの生命体に纏まった。


それから途方もないくらいの遠い月日が経ち…



「第546回空間会議を始める。『空間が有限であることを気づかせないためにはどうすれば良いか?』が今回の議題である。」

ショートショート「100%精密病気発見器」

エフ氏は、時間旅行の旅をしている。

目的は、消された精密機器を探すこと。

21世紀の終わり頃、人工知能がある装置を作り出したという。その名も「100%精密病気発見器」。

どうやらこの装置、精神病までも一瞬にして見破いてしまうらしい。

だが、この存在を知るものは、世界でも数人程度だ。

それはなぜか。また何故すぐに破棄されたのか。それを捜索するのが、エフ氏の任務だ。

「極秘」と書かれた文書を手に、発明間近の瞬間に立ち会うことで何がダメだったのかを探るのだ。





そして、エフ氏はついにその瞬間を目にした。


科学者たちは出来立ての装置をすぐに実験に移している。

科学者たちは、数人の被験者を連れてきた。


「よし、では実験を始める。一番の者、前へ。」

被験者に光が当たる。機械が何やら文字列を出す。

どうやら、正常らしい。

「二番の者、前へ。」



そうこうしているうちに、最後の1人となった。

「なぜだ…。おかしいぞ、私が試しにやってみよう。」

何か異常があったのだろうか、科学者の1人が光に当たる。

『異常です。』

機械がそう話した。



エフ氏はしばらくして勘づいた。

その瞬間、顔は真っ青になり、エフ氏は「極秘」と書かれた文書を破いた。

本当にくだらない話だけど

今日こそは自分の肛門を見てやろうと思い、

鏡に向かって尻を向けてたのだが、

急に、

「もしこの部屋に、どこぞの誰かがつけた監視カメラがついていたら…」

というトンチンカンな発想に至り、




「あぁ~あっ!たまには柔軟体操もしとかないとなっ!」




とデカめの声で独り言を話す、深夜0時。